正直、今年の1回目のBLOG更新がこのような形になるとは思いませんでした。


被災者の方々のことを考えると心がいたみます。亡くなった方々のご冥福をお祈りします。


自分も節電などの形で少しでも役立ちたいと思います。



自分の地区は、幸運なことに電気は通っています。水道・ガスは使えず、現在復旧作業中です。


埋立地であり、液状化現象がところせまし起こっています。


地面のアスファルトはめくれ、マンションの入口や管理棟は大きな段差が生じています。


コンクリートで出来ていない一軒屋のうち古いものは、入口のガラスが割れ、玄関口が崩壊したものもあります。



正直、初めて机の下に本気で隠れました。死ぬかと思いました。


自分の地区は震度6弱だったのですが、


埋立地+築20年以上のマンション+9階=震度6強くらいにはなったはずです。



当日を、少し振り返ってみます。


ロースクールで資料をコピーするつもりだった。本当は午前に出るつもりだったが、いろいろあり出れなかった。


午後2時30分を回り、そろそろ行こうと決意する。


友人S石が会計士短答に合格した祝いをしてなかったので、新宿の塾で勉強しているなら後で会って夕食を食べるつもりだった(行き道の電車でメールする予定)。


カバンには法律の本・六法を入れ、家から出ようとしたとき、ふっと気づく。


自分の長く愛用の手袋の片方のみが、なぜか玄関口に落ちていた。


朝刊とった時にはなかったような・・・自分が気づかなかっただけ?


自分は物の管理は割りとしっかりしている方なので、手袋の片方のみ落としたことは今までに一度もないのです。


・・・嫌な予感がする。


カバンを調べること30秒、もう片方の手袋はカバンにあった。


・・・・・・・・・何かおかしい。何か変だ。嫌な予感がする。


頭をめぐらしたまさにその瞬間、M8.8(9)のあの地震が起こったのです。



あわててリビングの机の下に逃げました。


戸棚から物が落ちる音、マンションのきしむ凄い音・・・


やむなり直ちに階段を9階から逃げ降りました。



エレベーターは2日ほど活動不能となっていました。


もし、手袋が玄関に落ちていなかったら、エレベーターに取り残されるところでした。


以前、新潟中越地震で六本木ヒルズのエレベーターのラインが切れて大騒ぎになったそうです。


今回そうなったのかは定かではないですが・・・物にも魂があるのかな、とか思わず信じてしまった今日この頃です。



閑話休題。


ユニクロの柳井さんが個人で10億円寄付、ユニクロ社として11億円相当の寄付をするという。


自分は、「真の一流」は社会貢献をしてこそと思います。


スポーツ選手のなかには、豪放伝説みたいなのがよく取り上げられて、あれこそ一流と想っている気来がありますが、自分はそうは思いません。


TOPが腐れば、下は必ず腐ります。


TOPはフェアであり、かつ皆の見本となる者でなければならない。自分はそう思います。


柳井さんの行動は、「真の一流」の行動と思います。


個人にできることは限度があり、皆が多額の寄付をすることはできません。能力もない。


だから、個人にできることと言う形で、経済界でも影響力のある人がこのような行動を率先して示されたことに敬意を示します。


TOPが示せば、下は必ず付いてきます。


裏には、ユニクロの経営判断を兼ねてのこととは思いますが、営利企業なんですから、当然のこと。


むしろその行動を率先してした「リーダーシップ」こそ、評価されるべきと思います。